ChatGPTと(ChatGPTを組み込んだ)新しいBingを比較する

新しいBingとしか表現しないから今までのものと呼び分けができない。
次のバージョンが出たらどうする気なんだ......

ChatGPTについて


以前にまとめている。
https://trueman-developer.blogspot.com/2023/01/chatgpt.html
ChatGPTとは「人間が使用する言語を理解し、それを使用して文章を生成することができるプログラム」というのがざっくりとした説明になる。

  • 簡単なスニペット(コード片)調べるときのGoogle検索の代替になりうる
  • 要件(考え)を整理するときの壁打ち要因になりうる
  • 理解力、読解力そして語学力、表現力に優れている
  • 回答内容は要検証
  • 「アウトプットが正しいかどうか判断できる」人しか使えない
といった特徴がある。



新しいBingについて


そのうち公開されるとは思うが現時点ではプレビュー版の公開のみ
以下より順番待ちリストへ登録可能(MSアカウントが必要)
https://www.bing.com/new?form=MY028Z
2/8 13:30に登録して、
2/12 順番待ちを早めるためAndroidにBingインストール。
2/14 午前にメールが来て利用可能に。

若干周りより遅かった気がするのでほとんど使用していないアカウントだと後回しにされるとかもあるかもしれない。たまたまかもしれない。

新しいBingは結論を書いてしまうと以下のような特徴がある。
  • ChatGPTでできることは大体できる
  • ChatGPTと違って履歴は残らない
  • ChatGPTだとたまに英語で返ってきたがBingだと恐らくそういうことはない
  • 5往復までしかやり取りできない
  • 1日50回までしかやり取りできない
  • URLに対して質問できる
  • 本家より早い
  • 時事ネタもOK
  • 追加で質問するときの参考になりそうな選択肢が表示される
  • 参考にしたURLが表示される
回答は毎回変わるので一概には言えないが、ChatGPTよりも少し踏み込んだ回答が多い気がする。
恐らくまだまだ便利に使えるはず。
不満があるとすればフォントがMicrosoft YaHei(中華フォント)になっているということや、Macだと変換時のエンターで質問が送信されたりスクロールがイライラする挙動になっていたりする。

URLに対して質問できる

こんにちは、こちらはBingです。お役に立てて嬉しいです😊 ご質問のウィキペディアの記事について要約しますと、クエーサーとは、遠くの銀河の中心にある超大質量ブラックホールに物質が落ち込む際に放出される強い電磁波のことです。クエーサーは、宇宙の初期に形成されたと考えられており、その数は約10万個と推定されています。クエーサーの観測は、宇宙の進化やブラックホールの性質を理解するのに重要な役割を果たしています。
これが実際に該当ページの要約をしているのか、あるいはクエーサーについてのページだと認識してクエーサーの要約をしているのかはわからない。10万個といった記述はもとのWikipediaにはないので後者っぽい気がする。

時事ネタもOK

現在の内閣総理大臣は?
こんにちは、これはBingです。😊 現在の内閣総理大臣は、第101代 岸田文雄 さんです。令和3年11月10日に就任しました。
ChatGPTに同様の質問を投げると以下のように返ってくる。恐らく学習時点での最新の情報。
2023年2月14日現在、私が知る限りの情報では、日本の内閣総理大臣は菅義偉(すが・よしひで)氏です。

追加で質問するときの参考になりそうな選択肢が表示される

例えば「閏年を判定するJavaの関数を出力して」と言った質問をすると 「この関数をテストする方法は?」といった選択肢を出してくれる。
ただ選択肢に「ありがとうございます。とてもわかりやすいです。」が唯一出てくるのはどうなんだと思わなくもない。
bing



回答内容が大きく変わるわけではないので制限によって使い分ける等でいいかもしれない。 GoogleのBardが出たらそちらとも比較してみたい。

2023年2月19日日曜日