ChatGPT Plusに課金することで何ができるようになるか

2023/12/30時点
アップデート速度が早すぎて何ができるのか完全には網羅できない。

概要



無償版のChatGPT3.5と比較して以下のような特徴がある。
  • 性能の向上
  • 制限がある(現状30Message/3時間)
  • 画像生成機能が使える
  • ファイルをアップロードしてデータ分析が可能
  • 画像が入力可能
  • ウェブの情報にアクセスすることができる
  • 独自にカスタマイズしたGPTsを作成、利用できる
  • 他人が作成したGPTsを利用できる


ファイルを生成してダウンロード


id, 名前, メールアドレス, 住所を持つサンプルデータを20件ほど作成してください。名前と住所は日本語がいいです。
上記データを全てをcsv形式でダウンロード可能ですか?

データを作成してもらった後にファイル形式を指定して依頼することでダウンロードリンクが作成される。
命令によって裏でPythonを動かしているようだ。恐らく以前のCode Interpreter機能が統合されていると思われる。

id, 名前, メールアドレス, 住所を持つサンプルデータをcsv形式で20件ほど作成してください。名前と住所は日本語がいいです。

といった指示だとダウンロードリンクが表示されるが中身は想定したものにはならなかった(名前1、名前2のようなデータ)
処理を分けることで上手くサンプルデータを作成してダウンロードすることができた。



https://chat.openai.com/ の QRコードを作って




こちらも内部でPythonが動いている模様。コードも確認できる。


ファイルをアップロードしてデータを分析する



ChatGPT4では入力欄の左側にファイルアイコンが追加されファイルをアップロードすることができる。
少し古いが自治体から提供されているオープンデータを分析してみる。
https://data.e-gov.go.jp/data/ja/dataset/cao_20170710_0010/resource/b50b654f-342a-49f0-a203-df7c248818d9

平成26年度のデータで47都道府県のうちトップ10の都道府県をグラフにして表示してください。



例の如く残念なフォーマットのExcelだがきちんと解釈して分析できている。2014年度の名目県内総生産は東京都が抜きん出ていて、大阪府、愛知県、神奈川県...と続いているようだ。
微妙なエクセルデータを整形するといった用途にも利用できるかもしれない。
都道府県名を表示させようとしたら日本語が文字化けになってしまった。恐らくPython側の問題なのでうまく回避する方法もあるかもしれない。



DALL-Eを使用して画像を生成する



正直この機能だけでも20ドル/月の価値はありそうな気がする。

今時点だと『探索する』 → 『DALL-E』から画像生成可能。
恐らく以下から
https://chat.openai.com/g/g-2fkFE8rbu-dall-e

月明かりに照らされた花畑にたたずむ少女の画像を生成してください。 日本的なアニメスタイルが良いです。 幻想的で神秘的なそして儚げな雰囲気にしてください。

ChatGPT DALL-E

出力される画像のサイズは1024*1024
AI同士解釈しやすいプロンプトに変換してくれるのか、Bing Image Creatorなどで直接プロンプトを指定するよりも良いものが出てきやすい。

女の子を和装に変換できますか?

ChatGPT DALL-E

プロンプトを破綻なく追加で指定できるのも良い。

ChatGPT DALL-E

普通なら何度もプロンプトの微修正が必要だが一発でいい感じのものが出てくる。手指も破綻してない。



カスタマイズしたChatGPTを作成、公開できる



非公式だがGPTsを公開しているサイトがある。どのようなことができるかを確認できる(できれば遷移する時は普通のリンクにして欲しかった)
https://gptslist.jp/

英語等の学習向けにカスタマイズするのが使い方としては良さそう。
まだ出たばかりというのもあってか魅力的なものは少ない(あるいは見つけられなかった)

また公式でカスタムしたGPTsを公開できるGPT Storeが近日公開予定らしい。後日いろいろ試してみたい。


2023年12月30日土曜日