google app engine python の開発環境をWindowsで整えてみる(3)

これで最後






前回の記事

google app engine へデプロイするところまで
https://trueman-developer.blogspot.jp/2016/06/google-app-engine-python-windows_9.html

Gitリポジトリを使いソース管理するところまで
https://trueman-developer.blogspot.jp/2016/06/google-app-engine-python-windows_29.html




googleAppEngineとEclipseの連携



テキストエディタで開発するのもアレなのでEclipseとの連携方法を考えます。
リポジトリからインポート → デバッグ → ソースをプッシュするところまで



Eclipse(pleiades)をダウンロード・インストール




pythonの64bit版Full Editionをダウンロード
http://mergedoc.osdn.jp/
pleiades python

何も知らない人がpythonで開発するならPleiades一択ではないかと思います。これさえあればOK
Pleiades同梱のPyDevにgoogleAppEngineの開発に必要な物が入っているので他になにか入れたりする必要はないはずです。




プロジェクト作成・リポジトリからソースコードの取得



前回、前々回の記事を見たあとなら(あるいはこんな辺鄙な所まで来たなら)リポジトリを作成済みではないでしょうか?
今回はリポジトリからソースコードを取得してEclipseで開発できる環境を整えます


Gitリポジトリの認証情報を取得する

事前にGitの認証情報を取得しておきます
一例としてGoogle Cloud Repositoryの認証情報の取得方法を以下に記述します

https://console.cloud.google.com へアクセス
開発タブへ移動
レポジトリをクリック → 対象のレポジトリのクローンをクリック
クローンURLは後ほど入力するので覚えておきます

レポジトリ

Google Cloud SDK でクローンする方法が初期表示されますが今回は手動で認証情報を生成してEclipseで認証するという手順を取ります
【使用する認証方法を選択】 → 手動で生成した認証情報

レポジトリ

Git認証情報の生成と保存 リンクをクリック
メールアドレス(googleアカウント)とパスワードが表示されています

以上3つの情報クローンURLメールアドレスパスワードを使ってEclipse上でGitリポジトリのクローンを行います


Eclipse上でGitリポジトリからソースコードを取得する


ファイル → インポート
Git → Git から プロジェクト → 次へ



URLの複製 → 次へ

URIは先ほど調べておいたクローンURLを入力します
URIを入力するとホストとリポジトリー・パスが自動で入力されます
プロトコルはhttps、ポートはいらない?
ユーザ、パスワードは先程生成した認証情報を使います。一応【セキュア・ストアに保管】にチェックを入れておきます(入れなくてもいい?)

インポート

次へ → 次へ →

宛先のディレクトリーをEclipseのワークスペースのパスにします

インポート

一般的なプロジェクトしてインポート(誤字?)を選択

インポート

以下のように表示されたら成功です

インポート成功




Eclipseでデバッグ実行



デバッグの構成を開きPyDev Google App Runをダブルクリックします

プロジェクトにはデバッグ対象のプロジェクト(今回は1択ですが)
メイン・モジュールにはgoogle app engine のインストール先のdev_appserver.py を指定します
Eclipse デバッグ構成


引数に実行ソースへのパスが必要みたいなので追加します
今回のケースだと${project_loc}で問題無いですがフォルダの中にソースを入れている場合は${project_loc}/【srcへのパス】 になります
Eclipse デバッグ構成 引数



デバッグをクリックするとデバッグが開始されます
以下のように表示されたら成功です

pydev debugger: starting (pid: 248272)
INFO 2016-06-10 17:34:03,947 sdk_update_checker.py:229] Checking for updates to the SDK.
INFO 2016-06-10 17:34:05,664 api_server.py:205] Starting API server at: http://localhost:64778
INFO 2016-06-10 17:34:05,688 dispatcher.py:197] Starting module "default" running at: http://localhost:8080
INFO 2016-06-10 17:34:05,693 admin_server.py:116] Starting admin server at: http://localhost:8000
pydev debugger: starting (pid: 252360)
失敗する場合はポート(今回は8080)が競合してたりするかも

http://localhost:8080/ へアクセスします

Eclipse 実行画面


ブレークポイントを貼ってみます
実行を止めるためには設定を一部変更します
ウィンドウ → 設定 → PyDev → 実行デバッグ → gevent compatible debugging? にチェック



ブレークポイントを貼ってブラウザで表示すると変数の確認などが可能になります

Eclipse Pydev デバッグ


参考
http://www.mkyong.com/google-app-engine/google-app-engine-python-hello-world-example-using-eclipse



EclipseからGitリポジトリへソースをプッシュ



右クリック → チーム → コミット (Ctrl + Shift + 3)

コミット・メッセージを書いてコミット

Eclipse 変更をコミット

右クリック → チーム → アップストリームへプッシュ

Eclipse 変更をプッシュ

Eclipse 変更をプッシュ


レポジトリを確認してみると確かに更新されています

レポジトリ


以上
まとめるだけで結構しんどかった
この辺初心者にはきつそうですね

2016年6月11日土曜日